O.S.WEB MAGAZINE Vol.35
2021 July.Futaba/O.S.もブースを出展! 最新のドローンが集結した「JapanDrone2021」レポート!
さる2021年6月14日~16日、千葉県にある幕張メッセにて、産業用ドローンの展示会「JapanDrone2021」が開催されました。O.S.は産業用ドローンブランド「O.S. Professional」の製品をグループ会社である双葉電子工業との共同ブースにて展示。多くの方に製品をご覧になって頂き、関心を持って頂きました。今回はそんな「JapanDrone2021」の様子をご紹介していきたいと思います。

今回、O.S. Professionalの製品の中でも特に注目を集めたのが「レンジエクステンダー」でした。これはドローン搭載型発電機で、ドローンの飛行時間延長用のための動力電源供給用発電機となっており、セルスターターを標準装備し、発電機とエンジンとスターターを一体化設計することで軽量化を実現。これによりさまざまな機体に搭載に搭載できるようになりました。 この「GT33REUレンジエクステンダー」を搭載したハイブリッドドローンが国立研究開発法人 港湾空港技術研究所様と株式会社アミューズワンセルフ様が行った実証実験で世界初の「ハイブリッドドローンに搭載したグリーンレーザースキャナによる長時間の海底地形計測」に成功しており、ドローンの飛行時間の延長に貢献できる画期的な製品となっています。


また、GT33REUレンジエクステンダーと同じく注目を集めたのがO.S. ProfessionalのUAVエンジンです。現在は2ストロークと4ストローク合わせて5タイプをラインナップしており、さまざまな機体に対応できるようになっています。 特に注目を集めたのが4ストロークUAVエンジンの「GF80TU-FI」です。このエンジンは4サイクル水平対向2気筒エンジンとなっており、固定翼UAV専用で低振動、低燃費、電子燃料噴射装置仕様、高高度(3000m前後)対応に対応しています。現在開発中で近日中にラインナップに加わる予定です。O.S. ProfessionalのUAVエンジンは今後ますます注目を集めることでしょう。

グループ企業である双葉電子工業では、産業用ドローン向けの送信機や、各種サーボなどを展示。産業用UAVで求められる高品質や安全性、信頼性などを兼ね備えた製品に注目が集まり、多くの来場者がFutaba/O.S.ブースに足を運んでいました。また、双葉電子工業はオリジナルのドローンも展示。機体制御や遠隔制御に強みを持つ同社の製品は、産業用ドローンの機運の高まりとともに、大きな存在感を放っていくことでしょう。


今回当社が出展した「JapanDrone2021」はコロナ禍において開催そのものや集客が懸念されたものの、非常に多くの人で賑わい、注目度の高いイベントになりました。出展者の顔ぶれもドローンメーカーだけでなく、カメラメーカーや携帯キャリア、デバイスに特化したメーカーやドローンスクールなど、非常に幅広い分野の出展者が揃い見応えのある展示会となりました。 国内の産業用ドローンが盛り上がりを見せる中、O.S. Professionalでは、今後もますます産業用ドローンの発展に貢献できるような製品の開発を進めていきたいと思います。
