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ホーム  O.S.WEB MAGZINE Vol.39 飛行機用ESC ニューシリーズ「OCA-3」登場!

O.S.WEB MAGAZINE Vol.39

2021 Oct-Nov.

信頼と実績のO.S.飛行機用ESCに ニューシリーズ「OCA-3」が登場!


電動飛行機を飛ばす際に必ず必要となる重要なアイテム「ESC」。アンプとも呼ばれるこのアイテムは、テクノロジーの進化とともにさまざまな機能を備えてきました。O.S.ではこれまでも「OCA-2」シリーズとして、4種類のESCを発売してきましたが、今回新たに「OCA-3」シリーズが誕生しました。今回はこの新型ESCについて紹介していきたいと思います。

「OCA-3」シリーズの特徴
新しく誕生した「OCA-3」シリーズは、12セルリポバッテリー対応飛行機専用のOPTO(別電源仕様)のESCです。特徴としては、高分解能なPWM周波数自動制御を可能とし、より滑らかなスロットルレスポンスを実現。そして、独自のアルゴリズムで制御プログラムがモーターの性能を最大限に引き出すと共に、動作効率が良くなる事で電池寿命が延びることが期待できます。 さらに、独自のアクティブフリーホイール回路を採用し、回生ブレーキの選択が可能となっています。また、ブロック形状のヒートシンクが一体となったアルミケースが効率的に電子部品を冷却。高い放熱性によって熱対策もしっかりとおこなうことができます。 もちろん、従来の「OCA-2」シリーズ同様、別売りの専用プログラマーによって、ESCの各種パラメーターの設定をおこなうことができます。中でも注目はノーマルブレーキ時に最大ブレーキ量への到達時間を設定可能なプログラムを搭載していることです。また、前述のようにアクティブフリーホイールモードによる回生ブレーキ機能を搭載。さらに、スロットルの広範囲で回転数の制御が可能なガバナー機能を搭載(F3A競技を除く)するなど、設定の範囲や機能も非常に豊富なものとなっています。

「「OCA-3」シリーズのラインナップ
今回の「OCA-3」シリーズは、「OCA-3070HV」と「OCA-3100HV」の2種類のラインナップを用意しています。それぞれの製品スペックは下記の通りです。両者の違いは、最大ピーク電流と最大電流にあります。「OCA-3070HV」が最大ピーク電流が90A、ピーク電流が70Aのところ、「OCA-3100HV」は最大ピーク電流が150A、ピーク電流が100Aとなっています。飛ばす機体によって使い分けることができるようになっています。

■OCA-3070HV■
  • 入力信号周期:50~400Hzに対応
  • 入力電圧範囲:14.8V-52.2V(4S LiPo-12S LiHV)
  • 最大ピーク電流:90A( 5秒 20℃ 冷却風 5m/s)
  • 最大電流:70A( 180秒 20℃ 冷却風 5m/s)
  • BEC搭載:BEC無し(フォトカプラーによる入力信号の絶縁)
  • 進角設定:固定 0~25° 1°単位で選択
  • PWM周波数:8kHz 16kHz 32kHz 選択
  • アクティブフリーホイール:ON/OFF
  • ブレーキ量設定:0~100%まで2%単位で設定
  • ブレーキ時間:0秒から2.0秒まで0.1秒単位で設定
  • 電流制限:OFF/40%~120%まで5%単位で設定
  • ガバナー:ON/OFF(F3A競技を除く)
  • スロットル設定:自動/数値設定 停止位置/最大位置
  • 外形寸法:37mm(W)x95mm(L)x16mm(H)
  • 重量:124g(リード線 )
  • 電源リード線:13AWG 長さ100mm シリコン被覆
  • モーターリード線:14AWG 長さ100mm シリコン被覆
  • 入力信号リード線:22AWG 3-Wire (黒-赤-白) 240±10mm
  • 設定用リード線:22AWG 3-Wire (茶-赤-橙) 140±10mm
  • 設定方法:OCP-3によりパラメータ設定可能
  • 保護機能:スタート保護/低電圧カットオフ/無信号時カットオフ/過熱保護/ アンチスパーク/バッテリーセル数自動認識
  • 価格:22,220円(税込)


  • ■OCA-3100HV■
  • 入力信号周期:50~400Hzに対応
  • 入力電圧範囲:14.8V-52.2V(4S LiPo-12S LiHV)
  • 最大ピーク電流:150A( 5秒 20℃ 冷却風 5m/s)
  • 最大電流:100A( 180秒 20℃ 冷却風 5m/s)
  • BEC搭載:BEC無し(フォトカプラーによる入力信号の絶縁)
  • 進角設定:固定 0~25° 1°単位で選択
  • PWM周波数:8kHz 16kHz 32kHz 選択
  • アクティブフリーホイール:ON/OFF
  • ブレーキ量設定:0~100%まで2%単位で設定
  • ブレーキ時間:0秒から2.0秒まで0.1秒単位で設定
  • 電流制限:OFF/40%~120%まで5%単位で設定
  • ガバナー:ON/OFF(F3A競技を除く)
  • スロットル設定:自動/数値設定 停止位置/最大位置
  • 外形寸法:37mm(W)x95mm(L)x16mm(H)
  • 重量:125g(リード線 )
  • 電源リード線:13AWG 長さ100mm シリコン被覆
  • モーターリード線:14AWG 長さ100mm シリコン被覆
  • 入力信号リード線:22AWG 3-Wire (黒-赤-白) 240±10mm
  • 設定用リード線:22AWG 3-Wire (茶-赤-橙) 140±10mm
  • 設定方法:OCP-3によりパラメータ設定可能
  • 保護機能:スタート保護/低電圧カットオフ/無信号時カットオフ/過熱保護/ アンチスパーク/バッテリーセル数自動認識
  • 価格:27,830円(税込)

  • 専用プログラマー「OCP-3」

    さまざまな機能を持つ「OCA-3」シリーズは、この専用プログラマー「OCP-3」を使うことでパラメーター設定をようにおこなうことができるようになります。「OCP-3」は「OCA-3」専用のプログラマーで、モデルの特性に合わせて短時間で確実に設定を施すことが可能です。こちら対応モデルは「OCA-3070HV」と「OCA-3100HV」のみとなり、価格は4,950円(税込)となります。

    設定項目としては以下があり、「OCP-3」にあるエディットボタンで設定を容易におこなうことができます。
  • 設定①:バッテリータイプの設定
    リポかニッカドかを選択できます
  • 設定②:カットオフ電圧の設定
    リポを使う場合にセルのカットオフ電圧を設定します。2.9~3.2Vの間で設定できます。
  • 設定③:カットオフタイプの設定
    バッテリー電圧がカットオフ電圧設定値まで低下した場合のカットオフの方法を「出力半減」か「モーター停止」から選べます。
  • 設定④:モーター進角の設定
    モーターの進角を0~25度の範囲で設定できます。目安は2~4ポールインナーローターのモーターの場合で0~5度となります。
  • 設定⑤:アクセラレーションの設定
    ESCが最大スピードまで立ち上がる速さを20~200までの数値の中で設定できます。
  • 設定⑥:スイッチング周波数の設定
    8kHz、16kHz、32kHzの中から設定します。10ポール以下の少ないモーターでは32kHzが推奨となります。
  • 設定⑦:モーター回転方向の設定
    正転か逆転かで回転方向を選択します。
  • 設定⑧:モーターブレーキ量の設定
    ブレーキの量をOFFから100%までの中で設定します。
  • 設定⑨:ブレーキスピードの設定
    設定ブレーキ量までの到達時間を0秒から2.0秒の中で設定します。
  • 設定⑩:スタートパワーの設定
    スタートパワーを「スーパーソフト」「ベリーソフト」「ソフト」「ハード」から設定します。
  • 設定⑪:アクティブフリーホイールの設定(回生ブレーキ)
    アクティブフリーホイールのオン・オフを切り替えます。
  • 設定⑫:電流制限の設定
    ESCに流れる電流比率をOFFか40~120%で設定します。
  • 設定⑬:ガバナーの設定(F3A競技で使用する場合は必ずOFFに設定してください)
    ガバナーを使用する際はONを選択し、低回転速度設定 Min Speed1~25 、高回転速度設定 Max Speed 1~25を選定し、ガバナーゲインを設定してください。低速設定速度は、スロットルを下に下げた場合の回転数、高回転速度は最大回転数の設定です。
  • 設定⑭:モータータイプの設定
    標準値、OMA-4013、OMA-6030、OMH-4535の4種類から選択します。
  • 設定⑮:スロットルの設定
    自動と数値設定から選択します。数値設定を選んだ場合 スロットル停止位置PWM数値 800~1200から設定、スロットル最大位置PWM数値を1800~2200から設定します。
  • 設定⑯:初期値への復帰
    初期値へ戻す場合、YESを選択します。
  • このように「OCP-3」を活用することで「OMA-3」を細かく設定でき、自分に最適なセッティングで飛行させることができます。ぜひ、自分だけの飛行セッティングを見つけてみてください。

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