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ホーム  O.S.WEB MAGZINE Vol.48 レンジエクステンダー搭載ドローンも初披露! 「第8回国際ドローン展」レポート!

O.S.WEB MAGAZINE Vol.48

2022 August.

レンジエクステンダー搭載ドローンも初披露! 「第8回国際ドローン展」レポート!




さる7月20日から22日に東京ビッグサイトにて開催された第8回国際ドローン展。ここにO.S.は産業用ドローン向けブランドであるO.S.Profesionalとしてブースを出展し、レンジエクステンダー搭載ドローンを初披露しました。今回はそんな様子をレポートしていきたいと思います。

①レンジエクステンダー搭載ハイブリッドドローン登場!


今回、O.S.ブースで一番注目されたのは、やはりブース中央で凄まじい存在感を放っていたドローン搭載型発電機(レンジエクステンダー)搭載ハイブリッドドローン「RM-Quad33」でしょう。このドローンは今回の国際ドローン展が初登場となるもので、まだ開発中ではあるものの、多くの方に関心を持って頂くことができました。

このドローンは機体中央にレンジエクステンダー「GT33REU」が搭載されており、このレンジエクステンダーで発電してフライト用バッテリーを充電しながら飛行することができます。



「GT33REU」の燃料はガソリンで、機体側面に2つの燃料タンクがあり、ここから燃料を供給してエンジンが発電機を回して電力を発生させる仕組みです。飛行は発生させた電力でモーターを回転させるので「ハイブリッド」ドローンとなっており、燃料が続く限り飛行することが可能です。

また、発電した電力はモーターの回転だけでなく、フライトコントローラーやカメラジンバル等に給電するので、補器用のバッテリーの搭載や充電は不要です。今回披露した燃料タンクは950ccのものでこれを2つ搭載し、約90分間の連続飛行ができます。

機体はまだ開発中のため、細部は変更される可能性がありますが、発売は2022年秋以降を予定しています。

あらゆるシーンでドローンが使われるようになった昨今、現場として必要な飛行時間を確保することが大きな課題となっています。その点、安価で入手しやすいガソリンを使ったレンジエクステンダー「GT33REU」ならば、その課題を解決できるものとなり、そういった観点から、今回の展示では多くの来場者の方に注目頂き、質問なども頂くことができました。

②O.S.Profesionalのラインナップが勢揃い!


ブースに出展したO.S.Profesionalの他の製品についても紹介していきましょう。まずは、こちらも今回注目が集まった「GT60REU」レンジエクステンダーです。こちらは「GT33REU」と同じドローン搭載型発電機(レンジエクステンダー)で、「GT33REU」が定格1kWだったのが、この「GT60REU」2kWとアップ。今後の機体の大型化やペイロードの確保に対応できる製品として開発中のものです。



また、こちらも開発中の製品ですが「GF40U2-FI」も多くの質問を頂いた製品でした。このエンジンは4サイクル固定翼用UAVエンジンとなっており、先に発表している「GF40U-FI」をベースに、200Wクラスのスタータージェネレーターシステムをエンジン後部に搭載。始動時はスターターとして動作させることができるだけでなく、32ビットCPU搭載のECU(エンジンコントロールユニット)でスロットルの開度やエンジン回転数などさまざまなコントロールをおこない、最適なマネジメントが可能なエンジンとなっています。



ブース正面に置かれた「GF80TU-FI」は、4サイクル固定翼用UAVエンジンで、こちらもECUによってさまざまな数値を制御し、最適なエンジンマネジメントを実現。振動の少ない水平対向2気筒エンジンとなっており、2つのピストンの上下に伴うクランク室の容積変化を利用したクランク室圧過給方式を採用しています。



続いては「GT120THU」です。こちらは2ストロークの回転翼用UAVエンジンです。水平対向2気筒エンジンで、200W型の発電機とスターターを搭載したエンジンとなっています。シングルローターのドローンに搭載し、長時間飛行を目指すべく開発されたモデルです。



一方、「GT40U-FI」は4ストローク固定翼用UAVエンジンとなっており、新開発された燃料噴射システムと100Wの発電機(オプション扱い)を搭載したモデルです。燃料噴射システムを搭載しているため、エンジンの取り付けが正立、倒立、側方どれでも可能であり、オイル混合燃料による円滑方式を採用しているのが特徴です。

③Futabaの産業用ドローン向け最新プロポにも注目!


O.S.Professionalブースには、Futabaの産業用ドローンプロポも展示しました。Futabaでは最新のFMT-05を展示。参考出品ながら、その完成度の高さは注目にすべきもので、Full HD対応の大きな画面や5.7Ghz帯やSubGHz帯対応、長距離通信や低遅延伝送、そしてIP64に対応した防水性能など、現場で求められる機能を網羅したプロポとなっており、こちらを見ていかれる来場者も非常に多くおりました。

④まとめ


今回は第8回国際ドローン展にて初披露となったレンジエクステンダー搭載ハイブリッドドローン「RM-Quad33」を中心に、O.S.Professionalブースを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

大きく広がりを見せ始めた産業用ドローンの世界において、O.S.Professionalの製品が担う役割は決して小さくはなく、多くのドローンにO.S.Professionalの製品が搭載されることを願うばかりです。

これからもO.S.Professionalでは積極的に展示会に出展していく予定です。ぜひご注目ください!

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