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O.S.WEB MAGAZINE Vol.41

2021Dec.-2022 Jan.

これだけは知っておきたい!グロー燃料の基礎知識


模型用エンジンの中でも一番流通しているのがグローエンジンです。O.S.でも飛行機用からヘリ用、カー用、ボート用とさまざまなグローエンジンをリリースしておりますが、このグローエンジンの燃料として使用されているグロー燃料です。 このグロー燃料、普段何気なく使っている方も多いと思いますが、どのようなものでできていて、種類によってどう違っているのか、詳しく理解されていない方もいるのではないでしょうか? そこで今回は、グロー燃料の基礎について紹介していきたいと思います。

①グロー燃料とは!?
グローエンジン専用の燃料であるグロー燃料は、主成分はメタノール、ニトロメタン(ニトロ)、オイル、添加剤で構成されています。メタノールを主成分として、ニトロを加えることで混合気を濃いめにすることができ、結果的に多くの燃料をエンジンに注入することができるためパワーが出るようにすることができます。 オイルは燃料内に入れておくことで、エンジン内の各部が円滑に動くようにするために入っています。このような成分でできているグロー燃料はその種類によって飛行機用やヘリ用、RCカー用といったジャンルで分かれており、さらにニトロとオイルの比率を変えたものや、オイルの種類や粘度を変更したものなどがラインナップされており、自分のフライトスタイルに応じたグロー燃料を使うことが大切です。
グローエンジン搭載機を飛ばしたり走行させたりするために必ず必要になるのがグロー燃料です。用途によってさまざまな種類がラインナップされています。

②ニトロによる違いについて
グロー燃料は、ニトロの含有率が多いほど、エンジンのパワーは大きくなり、ニードル位置も開いた状態となるためエンジンの冷却にも効果があると言えます。一方で、ニトロが燃焼すると強酸である硝酸ガスが発生するため、エンジン内部のサビの誘発などがあることも覚えておき、高ニトロの燃料を使う際は、使用後に防錆剤を挿すなど、エンジンのメンテナンスをしっかりとおこなうようにすることも大切です。 グロー燃料のニトロ含有率は、レースなどの特別な用途を除き、通常の使用であればニトロは20%以下で充分なものとなります。また、オイルについても最近ではほとんどの燃料が化学合成オイルを使用し、オイルの性能も向上していることから、環境に配慮したオイル含有率が10%以下の低オイルグロー燃料の研究開発も進んでいます。 一般的なグロー燃料の構成は図のようになっています。燃焼促進剤であるニトロの割合を変えることで、よりパワーを得ることができます。

O.S.のグロー燃料「NITRO-X」のPOWER REDの表記。ニトロが20%、オイルが18%含まれていると表記されているのが分かります。

グロー燃料を変更した際のセッティング
さて、そんな豊富なラインナップを誇るグロー燃料ですが、その種類を変えた場合、エンジンのセッティングはどうすればいいのでしょうか? 回答から言ってしまいますと、燃料を変更したら必ずニードル調整をおこなわなくてはいけません。これはオイルの成分が変わるためで、実際に燃料を変えてエンジンを始動してみると、それまでアタリの出ていたエンジンでもまったく調子が狂っていることがほとんどです。 グロー燃料の選び方はいくつかありますが、初心者ならばオイル分の多いスタンダードなものを使うのが良いでしょう。スタンダードな燃料は扱いやすくできており、また価格もリーズナブルです。 一方で、走行させたり飛ばしていてもう少しパワーが欲しいと思うようになることもあるでしょう。そういった際は、前述の通りニトロが多く入ったパワータイプの燃料を使うことになります。ニトロが多いと混合気が濃い目で飛ばすことができ、さらにパワーを出すことができます。また、小型エンジンの場合、高ニトロの燃料を使うとよりパワーを得ることができ、さらに濃い混合気により、エンジン内部の温度を下げオーバーヒートしにくいので、意図的にニトロが多めの燃料を使う方もいます。 では、高ニトロの燃料は万能なのかというとそうではありません。まずは価格がスタンダードなタイプの燃料に比べてやや高くなる。ヘリのホバリング練習などで燃料を多く炊く初心者にとっては出費が多くなる傾向があります。また、ニトロが多いため硝酸ガスが出やすく、エンジン内部の温度が高い状態で使用しますとエンジン内部の錆の進行が早くなります。飛行後に防錆剤を注入するなど、定期的なメンテナンスをしなければいけないのはどんな燃料とエンジンにも言えることですが、より注意してメンテナンスした方が良いでしょう。 グロー燃料を変えてみて飛ばし比べをするのも面白く、その都度ニードル設定をすることであらゆる場面や燃料に対応できるようになることを考えますと、ひとつの燃料に固執せず、柔軟にさまざまな燃料を試してみるのも良いのではないでしょうか?
グロー燃料は、使う燃料を変更したら、アタリをもう一度しっかりと出すために、必ずニードル調整が必要となります。
④O.S.グロー燃料「NITRO-X」
O.S.では模型用グローエンジン用燃料として「NITRO-X GLOW FUEL」を発売しています。「NITRO-X」は、飛行機・ヘリ・車の各ジャンル別に専用燃料のラインナップが用意されており、さまざまなラボテストと徹底した実機テストによって蓄積された各種データを基に、厳選された各種マテリアルのブレンド技術により高性能かつ扱い易さに優れたグロー燃料です。 防錆・清浄効果によりエンジンメンテナンス性能にも優れており、各ジャンル別の要求性能に合わせて処方で開発され、徹底した品質管理の下で製造されたハイクオリティーな模型用グローエンジン燃料として多くの方から支持を頂いております。
NITRO-X製品詳細(nitro-x.jp)← グロー燃料は、使う燃料を変更したら、アタリをもう一度しっかりと出すために、必ずニードル調整が必要となります。
⑤「NITRO-X」2021-2022冬季限定キャンペーン開催中!
そんな、豊富なラインナップで初心者からエキスパートフライヤーまで、幅広い層に使って頂けるグロー燃料「NITRO-X」ですが、冬季限定キャンペーンを開催中です(2021年12月24日現在)。 このキャンペーンは、NITRO-X 燃料缶の商品ラベル(2L缶はバーコード部分を切り取り)を官製ハガキに貼って応募すると、 もれなくお好きなコースのO.S.グロープラグ1個とキャンペーン限定ゴールドステッカーがもらえます。また抽選で豪華エンジンも当たるダブルチャンス、ぜひこの機会にお求めください。
もれなくお好きなコースのO.S.グロープラグ1個とキャンペーン限定ゴールドステッカー(W94mm 2枚)がもらえます。
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対象期間は2021年12月1日~2022年2月28日の消印有効です。みなさまのご応募お待ちしております!
「NITRO-X」冬季限定キャンペーンを開催中!対象期間(2021年12月1日~2022年2月28日)にご応募頂くと、O.S.グロープラグが必ず貰えます。ぜひご応募ください!

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