世界選手権フライヤーO.S.羽根田仁が伝授！
F3AフライヤーにオススメのESCセッティング！
弊社にはフライヤーの方から多くのよく質問が寄せられますが、その中でもよくお問い合わせ頂くのが、F3Aを楽しむにあたってO.S.のESCのセッティングを知りたい、というものです。そこで今回は、そんな疑問にO.S.のワークスフライヤーであり、F3A世界選手権にも出場した羽根田 仁のセッティングを紹介していきたいと思います。これできっとアナタの疑問も一気に解決するはずです！
F3A機におけるESCの基本設定①
まず、今回の羽根田のモデル機を紹介していきたいと思います。機体はFutabaの「
SkyLeaf Leader A1」。Futabaが誇るSkyLeafシリーズの最高峰であり、洗練されたデザインと飛びが自慢のF3A機です。そして、この機体に搭載しているパワーソースは、モーターがO.S.「
OMA4043-1160」、ESCがO.S.「
OCA-1100HV」となり、プロポはFutaba「32MZ」という組み合わせとなります。
それでは早速ESCのセッティングを見ていきましょう。まず設定するのは「アドバンスタイミング」です。これは0°に設定しておきます。O.S.「OMA-4043-1160」モーターはインナーローターモーターのため、進角を0°を基準にします。モーターのトルク感を増したい場合は、1°へ変更も可能ですが、発熱量が大きくなるデメリットがありますので注意が必要です。
主アドバンスタイミングの設定。O.S.「OMA-4043-1160」モーターはインナーローターモーターのため、進角を0°を基準に設定する。
次に「アクセラレーション」の設定で、ここはLowestにしておきます。このO.S.「OCA-1100HV」では一番レスポンスの遅いモードにしており、誤ってスロットルを素早く操作した時のベルトの歯飛び防止の役割を担っています。
アクセラレーションは「Lowest」に設定する。
同様に「スタートパワー」もLowestに設定します。アクセラレーションと同様で、モーターの起動時の歯飛び防止や、起動時のトルクによる機体へのダメージも軽減しています。
スタートパワーは「Lowest」に設定する。
次に設定するのは「エアブレーキ」になります。これをONにすることで最スロー時にモーターブレーキが効くようになります。
F3A機におけるESCの基本設定②
ここからは後半戦です。まずは「エアブレーキタイプ」の設定となります。この「エアブレーキタイプは使用するプロペラや機体により数値は異なりますが、25%を基準にしてください。ただし、「OMR-4043-165」を使用している場合は10%～30%までが適正範囲内となります。
「エアブレーキタイプ」の設定も「25%」に設定する。
エアブレーキ」は設定をONにする。 そして、次に「モーター極数」を見ていきます。今回使用しているO.S.「OMA4043-1160」は極数が4ですので、設定は「4Pole」にします。ここはそれぞれ使用しているモーターの極数を確認してもらい、該当する極数を設定してください。
モーター極数」の設定は使用しているモーターに拠る。今回使用しているのはO.S.「OMA4043-1160」なので「4Pole」に設定する。
続いて「ギヤ比」の設定に移ります。こちらは7.0:1で設定します。O.S.「OMR-4043-165」ですと7.03:1ですので、7.0:1と入力することで、プログラムカードに表示されるタコメーターにおおよそのプロペラ回転数を表示させることが可能です。
「ギヤ比」は7.0:1で設定する。
最後にここまで設定した内容をESC「OCA-1100HV」に書き込んでいきます。ESCへの書き込みをおこなうことで設定は完了です。設定を変更された場合は、最後に必ず書き込みをおこなってESC内の設定を更新するようにしてください。
設定した内容をESCに入れて設定は終了となる。
まとめ
今回はO.S.のワークスフライヤーである羽根田仁のF3A機におけるO.S.のESCの設定を紹介しました。当社のESCは多くの機能を設定することができますが、一度やり方を覚えて頂ければ決して難しくありません。好みの機能を見つけてうまく活用して頂くことで、理想のフライトに近づくことができるのではないでしょうか。今回の羽根田の設定を参考に、ぜひご自身の理想のセッティングを試してみてください。
今回紹介した弊社羽根田のF3AにおけるESC設定をベースに、ご自身の理想のフライトに近づくような設定を見つけてみてください。
※O.S YouTubeチャンネルで羽根田選手によるF3A予選スケジュール P-21（2020-2021)の演技公開中！ぜひご覧ください
