O.S.WEB MAGAZINE Vol.07 2019 FEBRUARY

    O.S.WEB MAGAZINE Vol.07

    O.S.ON-ROAD Challenge2019 IN SRT

    主催:小川精機株式会社 協力:サガミ堂レーシングトラック(SRT)
    協賛メーカー:京商(株)/(株)無限精機/三和電子機器(株)
    RICKSIDE DESIGN/ YURUGIX/ 双葉電子工業(株) (順不同)

平成最後のオンロードチャレンジはSRTで開催!

2019年2月17日(日) 神奈川県相模原市にあるSRT(サガミ堂レーシングトラック)にて開催された。
参加カテゴリーは、GPトップクラスのドライバーが参戦する1/8レーシング、1/10ツーリング(ゴム・スポンジ)の他、近年局地的ではあるものの、定番カテゴリーへと人気の兆しを見せる1/8GTクラスの全4クラスが開催された。このレースイベントには、延べ60名以上のエントリーがあり、特別ゲストとして国内外で活躍するエキスパートドライバーの下高章選手と高畑翔暉選手、O.S.スタッフの横山慎之佑も参加。一般ドライバーのサポートを行いながら、レース参戦を楽しんだ。 また全カテゴリー共通で、今回のレースではタイヤのグリップ剤の塗布が禁止としていることから、参加者はボディの選択やセッティング変更などで対応していたのも興味深かった。

予選
レースは、予選を4分間の周回レースを2回行ない、1/10ツーリング(スポンジ)以外のカテゴリーの上位4名をグランドファイナル・シードとし、予選5~7位の3名のドライバーによるスーパーラップ方式によって、5番目のグランドファイナル・シード枠を争う方式を採用。限りのある周回のなかで、きっちりタイムをマークできる集中力が要求された。順当にいけば予選5位ドライバーが有利な展開となるが、7位のドライバーからスーパーラップを計測することでプレッシャーによって実力が発揮されずに順位が大きく変動する一幕もあり、選手だけでなくギャラリーまでも、計測されるラップタイムに一喜一憂。1/10ツーリング(ゴム)は、吉田健二選手、1/8GTクラスは、榮 達也選手、1/8レーシングは原 昭一選手がそれぞれスーパーラップをマークし、グランドファイナル入りを果たした。

1/10ツーリング(ゴム)



1/10ツーリング(ゴム)の1/2決勝は、15分間の周回レースで争われ、上位5名の選手がグランドファイナルへ進出を賭けて争われた。 スタートからゼッケン1の清水英男選手がリードするものの、ペースが安定せずに順位を落としてしまった。結果、安定した周回数を重ねた関戸浩二、久保英樹、渡辺浩司の各選手がそれぞれグランドファイナルに駒を進めた。  グランドファイナルは20分間の周回レースとなり、予選PPスタートの梅本辰彦選手がハーフスピン。変わって予選6番手スタートの関戸選手がレースをリードすると、そのまま20分間をノートラブルでチェッカーを受けて優勝。2位には渡部聖司選手、3位には松本孝選手が滑り込んだ。

1/10ツーリング(スポンジ)

1/10ツーリング(スポンジ)は、予選PPスタートの下高章選手と2番グリッド横山慎之佑の争いに注目されたが、横山選手がマシントラブルにより脱落。そのまま20分間、トップを譲ることなく圧巻の走りで2位以下に3LAP以上離してポール・トゥ・ウィンを果たした。2位には斉藤風真選手、3位には最終ラップまで順位が変動する展開となったが、デッドヒートを制した阪井恒浩選手が4位の川端友和選手を抑えて入賞した。

1/8GTクラス

今回のレースで最も参加人数が多かった1/8GTクラスは、1/4ファイナルからスタート。10分間の決勝でいち早くリードを築いた2番手スタートの仲利光選手が、唯一の19秒台で快走。そのままチェッカーを受けて1/2ファイナルに進出。2位には小林幸治選手、3位には吉川善尊選手がそれぞれ駒を進めた。 続いて行われた1/2ファイナルでは、上位陣による激しいデッドヒートが展開。15分間の周回レースながら、6名が同一周回でレースする白熱した展開を披露。その激戦の中、2番手スタートの野口竜治選手がトップチェッカーを受け、2位には杉本 明選手、3位に奥村浩之選手でゴール。朝日雄一郎選手が山崎芳選手が続きグランドファイナル進出を果たした。 1/8GTクラスのグランドファイナルは20分間で行われた。予選でPP獲得した斉藤楓真選手と、2番手スタートの田坂誠悟選手による「年の差50歳OVER」のバトルに注目。序盤から激しいプッシュにより田坂選手がリードすると、2位以下を大きく引き離して快走。斉藤選手のマシントラブルの間に入口英樹、渡部聖司の両選手が激しく猛追する展開となったが、20分を経過する直前で入口選手が田坂選手をパス。そのままゴールしてこのクラスを制した。2位には田坂選手、3位には我慢の走りに徹した渡部選手が入賞となった。

1/8レーシング

最後のクラスとなるGPカテゴリー最高峰の1/8レーシングでは、1/2ファイナルからスタート。 スーパーラップ方式でまさかのスピンによりグランドファイナルへのチケットを奪うことができなかったO.S.スタッフ横山慎之佑がレースを終始リードする展開の中、予選8番手スタートの入口秀輝選手が快走し2番手に浮上。後方からもうプッシュを掛ける追立和哉選手、石井智選手を抑えてそのままゴール。上位4選手がグランドファイナル進出を果たした。 最終レースとなるグランドファイナルでは、プライベート参加の溝脇拓真選手が下、高畑のゲストドライバーを抑えて堂々のPPを獲得。レース展開に注目されたが、スタート時の混戦で2番手走行の下選手が接触。コースマーシャルが復帰するも、最後尾からの追い上げとなってしまった。トップから下選手までの差は約7秒。半周近い差を埋めるのは至難の業だが、下選手は2周目以降から予選タイムを上回る15秒前半で走行。驚異的なラップタイムを叩くことで、4周目には総合4番手まで浮上した。下選手のドライビングだけでなく、その後のピット作業でも圧倒的なスピードを披露し、折り返しの10分を超えるタイミングで再びトップを奪還した。 注目の2番手争いはPPスタートの溝脇、高畑、横山の3選手が接近。ひとつのミスで順位が入れ替わる激しいバトルが繰り広げられた。この熱いバトルは最終ラップまで続いたが、インフィールドで仕掛ける高畑選手のマシンにトラブルが発生。下、横溝、高畑、横山の順位でチェッカーが振られた。 。

リザルト
 

1/10ツーリング(ゴム)

T.Q.梅本選手 Aメイン1st:関戸選手 2nd:渡部選手  3rd:松本選手 Bメイン1st 清水選手  

1/10ツーリング(スポンジ)

T.Q.下選手 Aメイン1st:下選手 2nd:斎藤選手  3rd:阪井選手  

T.Q.斎藤選手 Aメイン1st:入口選手 2nd:田坂選手  3rd:渡部選手 Bメイン1st 仲選手 Cメイン1st 清水選手 

1/8レーシング

T.Q.溝脇選手 Aメイン1st:下選手 2nd:溝脇選手  3rd:高畑選手 Bメイン1st 原選手

ダイジェストムービー(YouTube)


Vol.1


Vol.2


表彰式
表彰式終了後抽選会が行われ、協賛スポンサーによる豪華景品が参加選手たちに振舞われた。
 

フォトギャラリー

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