決勝日、午前7時の開門時点で気温は30度を軽く超え、これから繰り広げられる過酷な8時間を予想しているかのようでした。参加チームへのブリーフィングを終え、スタートグリッドにマシンを並べていきます。数週のパレードラップの後、午前9:00になると同時にレースディクターを担当する汐巻の持つフラッグが勢いよく振られ、長い8時間の戦いがスタートしました。
レースが最初に動いたのはスタート30分後に訪れました。なかなかペースの上がらない「フジモデルR」を一昨年の覇者「HRF Masters」が捕らえラップリーダーとなり「片岡防水」「うえっちゃんR」が合わせてペースアップ。「フジモデルR」を含めて4チームが18秒後半から19秒前半という走行ペースで頭ひとつ抜け出した形となりました。しかしまもなく1時間を迎えるというところで「HRF Masters」が転倒。トップを「片岡防水」に明け渡してしまいました。 2時間を経過してトップを走行する「片岡防水」と同一周回数の「フジモデルR」の差は僅か2秒。7周遅れで「うえっちゃんR」、8周遅れで「ちょっちゅねーず2010」「HRF Masters」で周回を重ねていきます。中盤チームはピットインをする毎に順位が変わるほどの接近した周回が続きます。総合18番手を走行する「OJI‐THUNDER」、19番手の「えびレーシング」、20番手の「N‐TEC」と続きます。