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2サイクルの飛行機用エンジンは汎用的でパワーもあり、さまざまな飛行機に使われているスタンダードな模型用エンジンです。一般的に4サイクルに比べて2サイクルの方が調整はしやすいとされていますが、その理由のひとつにサウンドの変化が大きく出るので音で判断が付きやすいという部分があります。それによってピークが出しやすく、しっかりとした調整のついたエンジンで快適な飛行ができるので、初心者にも扱いやすく、練習機にはまず2サイクルエンジンが搭載されていることがほとんどです。今回はそんな2サイクルエンジンの始動と調整について、そのポイントを紹介していきたいと思います。初心者の方ももベテランフライヤーのかたも、ぜひチェックしてください。
ビギナーに最適!スカイリーフクラッシック
今回のモデル機はO.S.「MAX-46AX-II」を搭載したフタバのスカイリーフクラシック。初心者の練習機としてだけでなく、スタントまでこなせてしまう高性能高翼機です。
スロットルが全開になりましたら、ニードルバルブを徐々に閉めていきます。さらに回転が上がる場合は濃い状態のため、さらにニードルバルブを閉めていきます。こもった音からきれいな音に変化したらそこがピークとなります。その際に、ピークから2~3コマ開いておくと、飛行させた際に上空でピークとなります。反対にニードルバルブを閉めても回転が下がる場合は、ピークを通り越して絞り過ぎている状態のため、きれいな音になるまでニードルバルブを開いてください。参考動画(Youtube)
⇨ニードル調整時のエンジン回転の変化
⇨ピーク時エンジン回転数
⇨絞りすぎた場合