ESCプログラマー「OCP-1」の設定方法
「OCP-1」はESCのケーブルを差し込み、動力用電源をESCにつな
げると自動的に現在の設定内容が「OCP-1」に読み込まれます。
※動力電源とモーターを接続してセットするため、画像のように安全のため必ずプロペラを取り外して行ってください。
設定の手順(LCDの表示)
まずは「バッテリータイプ」の選択をします。Li-Po(リポ)か
NiCd(ニッカド)を選択できます。
「カットオフ電圧の設定」。カットオフ電圧を「Auto(オート)」か
4.5~50Vの範囲で任意に設定できます。オートモードでリポバッテリーの場
合、セルあたり3Vでカットオフ、ニッカドの場合はトータル電圧が12Vでカットオフとなり
ます。
「カットオフタイプ」の設定。。電圧が減少した時にモーターの出力
が半減する「Soft off」か、モーター出力を停止する「「Hard off」を選択できます。最大で50%のパワーが出る「Soft off」にしておくと良いでしょう。
「モーターの回転方向」の設定。「Normal(正転)」か「Reverse(逆転)」かの選択が可能です。
「進角(アドバンスタイミング)」の設定。設定範囲は0~25度で、設定の目安は通常の2ポールインナーローターのモーターで0~5度となり
ます。設定例としてはインナーローターが0~10度、アウターローターで14~
25度が目安となります。
「アクセレーション」の設定。スロットルスティックに対するモータ
ーのレスポンスの設定となり、比較的大きなプロペラを使用する場合やモーターリダクションユニットを使用する場合などは「Lowest」「Low」、標準的な場合は「NORMAL」、スロットルレスポンスが必要なら
「High」「Highest」に設定します。
「スタートパワー」の設定。モーター停止状態からの立ち上がる際のパワーを5段階に設定できます。一般的な飛行なら「Normal」「High」「Highest」を、スイッチを使ったモーターグライダーやモーターリダクションユニットを使用する場合などは「Lowest」「Low」にします。
「エアブレーキ」のオン・オフの設定。オンにしていると設定したエアブレーキを使うことができます。一般的なフライトはブレーキを設定しないオフにしておくと良いでしょう。
「エアブレーキ」の設定。モーターが徐々に停止するか、すぐに停止するかを「Slow」「Normal」「Fast」もしくは5~100%の数値で設定できます。汎用的な使い方なら「Slow」、モーターグライダーで止めておきたい時は「Normal」「Fast」に設定するとよいでしょう。
「モーター極数」の設定。回転数を表示させるために必要な設定で
設定の範囲は2~36極。自分のモーターの極数をチェックして入力します。
O.S.OMAシリーズの場合は「14」に設定してください。
「ギヤ比」の設定。自分の機体のギヤ比を設定することで回転数表示ができるようになります。設定範囲は1.0:1~25.0:1。O.S.OMR-4043-172IIを使用する際は6.3:1に設定してください。
「最大回転数」の表示。直前の飛行時の最大回転数を表示できます。
最大回転数は極数とギヤ比から計算されます。
「平均回転数」の表示。直前の飛行の平均回転数を表示することが
できます。
「ESCへの書き込み」機能。設定した値をアンプに書き込むための
機能です。これを実行することでESCの設定は書き換わります。