扱い易いという点では、エンジン外寸のカムシャフトの取り付け部分の幅を細くした。機体へのエンジン取り付け時に、機体各部との干渉に悩むことも少なくなるはず。
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エンジンマウントのサイズ、クランクケースからプロペラまでの距離、キャプレターのスロットルアームのポジションなどをFS-52同様とした。
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多くのお客様からの声に応えFSαシリーズへと進化。まずはFSα-56で、より一層パワフルでそしてテイスティなフィーリングの最新4サイクルエンジンを楽しんで欲しい。
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クランクケース内に残った燃料はプッシュロッドケース脇のスリットから、ヘッドの負圧で吸い上げられ、インテークバルブから、再度シリンダー内に噴出される。
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プッシュロッドカバーは、削り出しパーツとした。
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バルブステムのガイド脇にリターン用のピンホールを空け、オイルリターンする。 |
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既存のFSシリーズよりさらに強化されたコンロッド。
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バルブ周りは、さらに強度をアップし、それぞれのパーツも新設計のものに進化。 |
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まず外観上の特徴は、エッジが立ったシャープなデザインのクランクケースと、サファイアブルーに染められたロッカーカバー。さらに4サイクルエンジンの新時代到来を、直接的に感じとってもらうために、FS-200Sに続き、新デザインのサイレンサーを採用しました。取り付け調整幅の広いこのサイレンサーは既存のコーンバッフルタイプから、バッフルプレートタイプに構造を変更することで、そのエグゾーストサウンドを力強さをキープしたまま、マイルドで心地よいものに仕上げることができました。
また、FSシリーズの開発グループとして改善をしたいと考えていたもう一つの大きな課題が、クランクケースから出されるオイル用のブリーザーチューブの存在で、αシリーズでは排出オイルを完全にシリンダーブロックの内部で処理するシステムを採用しています。これによりFSシリーズでは装着されていたブリーザーニップルはなくなり、さらにエンジン内部の潤滑性も適切なものとすることに成功。また外部に排出されるオイル分が少なくなるので、機体が汚れにくくなるというメリットも得ています。
一方、エンジン内部ではパワーアップに対応し、コンロッドやピストンピンを太いものに変更したり、バルブ周りも新設計としています。またキャブレターは、内部パーツの精度を上げ、バラツキをなくしています。
このように、FSシリーズをベースに数々の改良が加えられた新FSαシリーズ。新しくなったフォルムだけでなく、エンジンそのものが持つスムーズかつパワフルな出力特性、そしてさらなる使い勝手のよさを実感してもらいたいとOSエンジンは考えます。
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