O.S.ENGINE 新製品情報 New Product
FS-200S 誕生! ビッグボアシングル

 安定したクオリティの高さで、世界中から常に注目を浴びているO.S.の4ストロークエンジンシリーズに、最大排気量を持つ新設計エンジン“FS-200S”が誕生しました。排気量は32ccを超える、なんと単気筒で200クラスとなるビッグボア・シングルです。
 FS-200SはO.S.の培ってきた4ストロークエンジン技術の全てを集約し、スパン2mクラスのビッグスケールモデルを、快適にそして快活にフライトさせることのできる、完全新設計エンジンです。特徴は排気量に比較し、非常にコンパクトに仕上がっていることを筆頭に、重量の軽さや高い静寂性などといった点が上げられますが、中でも突出しているのはその取り扱いの容易性です。これはO.S.が手がける全てのエンジンに共通したコンセプトですが、これだけ大きなシリンダーを持つエンジンでも、その設計思想が変わることなく、弊社52〜91クラスのスポーツ機用4ストロークエンジンと同じ感覚で扱える、イージーオペレートを実現したエンジンとして完成させることに成功しました。



大排気量を活かし低回転で大きなサイズのプロペラをゆったり回せるため、心地よいエグゾーストサウンドを楽しむことができる。

燃焼室は従来通りのバスタブ型だが、耐摩耗性の高い特殊なアルミダイカスト材を使用することによりバルブガイドを省略。これにより燃焼室いっぱいの大型のバルブを装備することが可能となった。写真左はFS-120のもの。
 


ハイパワーエンジンの耐久性に大きく関わるコンロッドは、超超ジュラルミン(A7075)を切削加工で仕上げたもの。その断面は、理想的な強度を持つH型となっていて、角の処理も応力集中を避けるためアールがつけられたものとなっている。

エンジンのサイズアップにより、カムシャフトカバーもネジ3本止めの新しい大きなサイズのものを採用した。
新しいFSシリーズの誕生を感じさせるモダンなデザインのサイレンサー。フォルムだけでなく音質にもこだわり、マイルドなエグゾーストサウンドを楽しめる。マフラー取り付け用のエグゾーストマニフォールドは、ねじ込む量によって、エンジンに対するマフラーのオフセット量を調整することが可能。さらに過去のものに比べスクエアなデザインとなったマフラーは、消音効果を増すために本体中心部から分割できる。またこの部分から90度単位でひねって装着することで、排気口の向きを調整可能とした。


 シリンダーのボア×ストロークは38mm×28.6mmと、既存モデルにはない大きなもので、様々なサイズのビッグスケール機に搭載可能です。
 ウイングスパン2mクラスのビッグスケール機によるフライト。それは“ダイナミック”かつ“優雅”なもので、さらに“最後まで舵が効くコントロール性能”を得られる、大型機でしか味わうことのできない感覚なのです。そんなビッグスケール機の魅力をリラックスして楽しみ、豊かなRCエアライフを実感できる新型4ストロークエンジン、それがFS-200Sなのです。
 

大きく扁平したピストンは高温強度が高い特殊冶金により作られたハイシリコンアルミ合金を切削加工で仕上げたもの。裏面は細かな部分まで加工を施し、軽量化を図った。
 
対向ニードル式”と呼ばれるスロー絞り調整バルブ付キャブレターを採用。これはFS-70SII〜FS-120SIIIまで広く使われているタイプのキャブレターで、このFS-200Sが扱い易いエンジンであることに大きく貢献している。また、キャブレターニードルの方向は、左右反転させることで、どちらにも取出しが可能。

FS-200S

価格 65,100円(税込み) (税抜価格 62,000円)(税抜き)
スペック
行程体積 32.4cc
ボア 38.0mm
ストローク 28.6mm
出力  2.9ps/9,000rpm
実用回転数  1,800〜10,000rpm
重量 重量 853g(エンジン単体) サイレンサー117g(マニフォールド含む)
付属品 F-6010サイレンサー
エギゾーストマニホールド
ニードル延長ワイヤーセット
適合プロペラサイズ スポーツ機/スケールアクロ機:スパン1900mm前後、重量5〜6kgを想定
  17×12(7800rpm)
  18×10(7900rpm)
アクロ機:重量5kgを想定
  16×12(8400rpm)
  16×13(8100rpm)
スケール機:重量8〜9kgを想定
  20×8(7200rpm)


 
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