エンジンプラグの種類と違いを理解して適切な使い分けを!
「グロープラグ」の基礎知識(空もの編)
グロープラグを使い分けよう!
O.S.羽根田:ホットタイプは濃い状態でも使うことができ、小型エンジンでも火が消えにくいことから「ホットタイプ」という名前になりました。それに相対する性能を持っているので「コールドタイプ」という名前が付いています。
O.S.羽根田:まず、プラグを変えたら必ずニードルを調整してください。見た目は同じかもしれないですが、プラグを変更した場合は再度ニードルの調整をしてアタリを出す必要があります。また、温度の高いエンジンにホットタイプのものを使い続けるとプラグが切れてしまうことがあります。 逆に温度の低いエンジンにコールドタイプのものを使ってもパワーが出しきれない場合があります。まずは、エンジンに最初から付いているプラグを使ってもらい、その後、好みに応じて変更していくのが良いでしょう。そして、エンジンが始動しない場合はプラグが切れていることがります。目視で確認することもできますし、通電テストをおこなってプラグが赤熱するか確認することもできます。
O.S.羽根田:プラグは消耗品ですので、定期的に交換して、飛行場に持っていく工具箱の中にも予備のものを少し持っていたほうがいいでしょう。一番怖いのは飛行中にフィラメントが溶けてエンジン内部に落ちてしまうことです。こうなると、エンジンの中に異物が入ったことになってしまい、その異物が付着した部分だけ高温になり、エンジンの故障につながります。プラグが溶けて落ちた場合はエンジンの内部を洗浄しないと、新しいプラグを取り付けても異物の高温ですぐに切れることになってしまいます。 また、フィラメントの表面が荒れて白色化したり、フィラメントが変型したり汚れていたり、プラグ本体が錆びていたら交換しましょう。また、混合気が濃い状態でもエンジンが止まりやすくなったり、アイドリングで止まりやすくなったら交換が必要です。
O.S.羽根田:4サイクル用はフィラメントが長くなっており、目視でも分かるくらい巻数が異なります。これは、エンジンの構造上、2サイクルよりも4サイクルのほうが長く赤熱していなくてはいけないからです。長く持続しないとスローが安定しないことになりますので、2サイクルとは異なる造りをしています。現在、O.S.からは「タイプF」という1種類を発売しており、このプラグはロータリーエンジンにも使用することが可能です。
O.S.羽根田:エンジン内部の温度により、最適なプラグを選択しますので、高ニトロ、低ニトロに関わらず、ニードルを絞り、高い温度で使用される場合は、コールドプラグを選定します。温度が高い状態でホットプラグを使用しますと、プラグの作動領域の温度を超え、プラグが切れる原因となります。 反対に、ニードルを開け濃い状態で低い温度で使用される場合は、ホットプラグを選択します。上記のようにニトロの量に対して、プラグを変更する必要性はなく、使用するエンジンの温度に合わせてプラグを選択してください。温度が低い状態でコールドプラグを使用しますと、プラグの最適な作動温度に達しないため、エンジンの性能を発揮できなかったり、アイドリングが安定しなくなります。
グローエンジンを始動させるために必ず必要なアイテムであるグロープラグ。O.S.では用途に応じたプラグをご用意しています。
こちらもホットタイプの「No.7」。一般的なRC飛行機用、RCヘリ用、RCカー用のエンジンに使用することができます。価格:540円(71607100) もっとも一般的なプラグとしてよく知られている「No.8」。あらゆる一般的なエンジンに使用できる万能派で、幅広いシーンで使用することができます。価格:530円(71608001) こちらはコールドタイプと呼ばれる「No.10」。夏場でも絞ることができ、パワーを引き出したい人にオススメのプラグ。大型エンジンなどにも使用できる価格:580円(71605100) 4サイクル用のグロープラグ「タイプF」。ロータリーエンジンにも使用できるプラグとなっており、すべての4サイクルエンジンに使用することができる価格:690円(71615009)
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