開催日 4月12日OSフィールド
2008年春から、1シーズンをかけて繰り広げられてきたワンメイクエンジンレース、O.S. TGレーサーズカップ。弊社奈良工場に併設する GPオンロードサーキット、O.S.フィールドを中心に、関東、東海、中部、四国、九州の各地方ブロックでも予選ブロックレースを行い、それぞれのブロック大会を勝ち抜いた選手が、2008年シーズンの締めくくりとして、TGレーサーズカップグランドファイナルへと駒を進めました。

そして、去る4月12日、晴天の下、O.S.フィールドにて、真のMAX-12TG使いを決定する、グランドファイナルが開催されました。

2007年度シーズンより始まったTGレーサーズカップの特徴は、“実力半分、運半分”のキャッチコピー通り、各ラウンドで行われたレースの後、参加者全員によるボーナスポイントのくじ引きが行われ、そこで出た点数と、レースのリザルトによって得た点数を加算する方式をとっているため、R/Cカーのドライビングテクニックだけではなく、運がシリーズレースを勝ち抜くために重要な要素となってくるという、ユニークなレースイベントで、誰にでもR/Cカーレースを楽しんでもらいたいという、MAX-12TGエンジンのコンセプトを反映したO.S.独自のレーシングイベントでもあるわけです。

さていよいよTGレーサーズカップ2008グランドファイナル決勝です。

そんな独自の得点制度の中、全国の予選ラウンドを勝ち抜いた選手が、グランドファイナルに進出しました。ドライバーの顔ぶれは、地元O.S.フィールドのシリーズ戦を勝ち上がってきたメンバーに加え、各地方ブロックから参加権を得てファイナルレースへと進出してきた、テクニックと強運の持ち主ばかりで、多彩なメンバーが顔を揃えます。

グランドファイナルレースの進行は、一般的なスプリントレースと同様で、5分間の予選ヒートを3回と、その結果によって組み分けられた10台づつの決勝トーナメントで開催されました。スタッガー方式を採用した予選では、各参加者共に間合いをとったスタートで、バトルを避け無理の無い走りをすることで、それぞれのベストタイムを狙います。レギュレーションで、1/10GPツーリングカーをベースとし、さらにゴムタイヤの使用が義務付けられていることから、コーナリングスピードはある程度に規制され、見ているギャラリーにもR/Cカーの楽しさが伝わってくるレースが展開されます。さらにTGレーサーズカップの特徴ともいえるのが、空力特性だけを追い求めるのではなく、ボディの出来栄えも楽しもうという参加者の思考。これらにより、普段目にするハイスピードレースとはまた異なった、趣のあるR/Cカーレースが展開されました。

実力半分、運半分!最終結果はくじ引きで決定!

さて、通常のレースであれば、ここでチャンピオンが決定ですが、TGレーサーズカップは、グランドファイナルといえども、まだレースは終わっていません。Aメイン決勝レースの後に、さらに最終のボーナスポイントをかけたくじ引きが行われ、真の2008年グランドチャンピオンを決定するのです。くじ引きの順番はレースの総合リザルトに従い決められましたが、Aメインファイナリストはさすがの強運をも持ち合わせているようで、序盤から高得点を引き当てる選手が続出。その結果、決勝Aメインレースで3位に入った、柴村佳男選手が見事に41ポイントを獲得し、総合81ポイントで、2008年度のTGレーサーズカップ、グランドチャンピオンに輝きました。おめでとうございます。柴村選手の勝因は、MAX-12TGのパワーを使いこなしたドライビングテクニックと、強運の総合力といえるでしょう。

O.S.エンジンでは今後もユーザーの皆さんと共に、R/Cカーレースを楽しめるイベントを開催していきたいと考えています、TGレーサーズカップの2009年度新シリーズにもご期待下さい

地元O.S.フィールドのシリーズ戦から勝ち上がった柴村選手が、Aメイン3位フィニッシュでレースポイント40点、ボーナスポイントで41ポイントをGETし、トータル81ポイントで、2008年度TGカップ・グランドチャンピオンの座に輝きました。2位の梅本選手とは1ポイント差の接戦。

当社取締役 平井より栄光のTGレーサーズカップが贈られれました。

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