開催日 5月25日熊本県 S-POINT オンロードサーキット
TG Racers Cup in Kyusyu

昨年度から始まったちょうどいいパワーで気軽に参加できるOS12TGエンジンワンメイクのTGレーサーズカップ。2008年度最初の大会になる“TGレーサーズカップIN九州”が熊本県S-pointオンロードサーキットで開催されました。(エンジンは問わないOPENクラスとの併催)このサーキットは熊本のサーキットショップS-Pointが運営するサーキットで九州地区のガスパワーフリーク達が日々熱いバトルを繰広げています。ショップ内には豊富にパーツが取り揃えてあるので、エントラントは安心してレースに参加することができます。また代表の荒木氏は現役の1/8エンジンオフロードバギーのトップドライバーであり、オンロードサーキットの隣には本格的オフロードバギーコースが併設されています

ハイレベルな熱いバトルのオープンクラス

前日の雨で所々にウェットな部分があり路面コンディションの回復を待って10:30から予選がスタートしました。予選は5分間周回方式で2ラウンド行われました。勝ち上がり式の決勝レースが開始され、グランドファイナルは30分間の決勝レースが行われました。スタートから#2緒方選手が飛び出し、終始安定した走りでリードを広げ。2位に2LAPの差をつけ優勝。2位は#3 中川原選手 3位は#5苣木選手が入賞しました。このサーキットで印象的だったのがコースマーシャルの配置。前のレース終えたした選手が担当しスムースなレース運営の手助けになっていました。

さていよいよメインレースのTGレーサーズカップ。

参加選手9名とちょっと寂しく感じられましたが、各ヒートで熱いバトルが繰広げられました。決勝は各ヒート予選のベストタイム順でグリッドが決まり、みごと“15.057”のタイムをたたき出した福田選手がポールポジションをGET! 2番グリットには“15.462”で久保選手が続きます。いよいよ16時15分TGレーサーズカップIN九州ファイナルがスタート!スタートから久保選手が好スタートを決め、2番手に中里選手、3番手に平岡選手が続きます。8週目にtopの久保選手がクラッシュ!中里選手がtopに立ちます。!2番手には平岡選手。ここからテールtoノーズの長いバトルの始まりです。1秒以内のバトルはレースを観戦しているギャラリーにも見ごたえがあり、まさにTGエンジンの“ちょうどいいパワー”がもたらしたレースのならでわの醍醐味でしょう。7分過ぎ福田選手が最初のPIT-IN。続々と各車ピットレーンに入ってきます。マシン標準の75ccのタンクで各車7分〜8分の給油でレースを続けることができるTGエンジンの燃費のよさは特筆すべきものです。10分を過ぎたところで3位の久保選手がマシントラブルで後退。ポールポジションを獲得した福田選手が3位に浮上します。レースも半分の15分が過ぎ、この時点でも1−2位の両選手のタイム差はなんと0.5秒!!まさに白熱の戦い、いや2位の中里選手が仕掛けどころを待っているような感じにも見えます。17分過ぎついに中里選手がTOPに立ちスパートをかけます。その差は序所に広がっていき1.8秒に広がります。ここで中里選手は14.768のベストラップをマーク。レースも終盤の25分過ぎにはその差を4.4秒まで広げました。このままのアドバンテージをキープしたまま中里選手が見事30分走りきりゴール!。白熱のバトルを繰広げた平岡選手が2位、3位はPPの福田選手が入賞しました。まさにTGレーサーズカップを象徴するような白熱したバトルが終始続いた見ごたえのあるレースでした。

実力半分、運半分!最終結果はくじ引きで決定!

さてこの熱い戦いだけですべてが決まらないのTGレーサーズカップの特徴です。運のTOPを決める“くじ引き”が表彰式と同時に開催です。九州男児の参加者たちもくじを引く手に力が入ります。今回はレースポイントが9点、くじ引きポイントが9点合計18点が最高ポイント。レースの下位順位でクジを引きます。見事トップポイントを引当てたのがレースポイント5点の殿山選手。この結果14点とジャンプアップ。3位の福田選手は運悪く2点を引いてしまいました。実力上位2選手はくじ引きでも強運を見せ7点以上をGET!この結果。実力3位の福田選手が6位に後退。来年度奈良県OSフィールドで開催されるグランドファイナル出場権利は、中里選手、平岡選手、木下選手、殿山選手、藤原選手が獲得しました。
この後はお楽しみ抽選会やじゃんけん大会のサプライズな賞品に参加選手は一喜一憂。大会は大いに盛り上がり見せ終了しました。