開催日 8月24日愛知県豊川市 ツインリンクホングウサーキット
同サーキットでは早くからO.S. 12TGエンジンワンメイクレースが開催されており、今回O.S. TGレーサーズカップを開催するにふさわしい会場となりました。このため今回はO.S. TGカップと地元で開催されている12TGツーリングクラス(スポンジタイヤOK)との併催で行われました。エントリー申し込みは東海地区はもとより富山、三重、和歌山、大阪と遠方からも寄せられ47名となりましたが、あいにく大会前夜に東海、近畿が豪雨に見舞われ、当日の天気予報も思わしくなく、このため、遠方からのエントラントは出足をくじかれてしまい、参加を見合わせる選手も多い状況でしたが、なんと現地サーキットでは徐々に晴れ間が出始め、コースコンディションもウエットからドライへと変わり、TGカップ IN 東海のスタートとなりました。 当日は早朝から地元レーサーたちのフレンドリーなムードがピットエリヤに漂い、遠方から一人で参加する選手にも、気軽にレースを楽しめるTGカップのリラックスしたムードを感じられます。これは普段からツインリンク・ホングウで実施されているレースでの独自のルールにその秘密を見つける事が出来ました。ここでは、自分のヒートが終わると必ず次のヒートの人のピットマンをすることになっています。全く見ず知らずの人のピットをすることが習慣になっているのです。今回はこの方式でレースを進めることになり、初めての参加者にも安心してレースを楽しんでいただくことになりました。


まずは集合写真時にコンクール・ド・エレガンスの選出から始まりました。今回はツインリンク・ホングウの小柳津氏とO.S. とでそれぞれ1台ずつ選出。鎌田英伸さんと伏本裕美子さんが選ばれ、集合写真の最前列に車を並べて記念撮影。 さてレースは12TGツーリング(スポンジタイヤ)クラスでは静岡の鎌田選手がポールポジションを獲得、スタートから16秒台のラップタイムで快走しトップをキープ、各車給油のピットインを済ましたが、トップの鎌田選手は28ラップまで給油タイミングを引っ張り1回給油の作戦。アベレージの速さとピットワークの妙で見事ポールトゥーウィン。2位争いは佐野選手と伏本一選手が最後まで同ラップのデッドヒートのすえ、佐野選手が逃げ切り、伏本選手が3位となりました。 続いて、注目のTGレーサーズカップ、スタートはゼッケン3番浜松の高瀬選手が抜け出したがこれをゼッケン1番山中宗士選手が抜き返しレース序盤をリード、しかし給油タイミング直前突然のトラブルに見舞われ大きく後退、この間コンスタントにハイペースでラップを重ねるゼッケン2番岐阜の須田選手がトップに躍り出る。ゼッケン4番の村田選手が安定した走りで2位に、3位にはほとんどの選手が1回給油で済ませるところを堅実に2回給油を行いながらも入賞をものにした石井選手が入りました。レース後の運ポイントのくじ引きでは実力ポイントでトップの須田選手がいきなりブービーポイントの2点を引き、あわや脱落かと思われましたが、その後のくじ引き展開で何とかボーダーラインぎりぎりでグランドファイナル出場権を獲得する事が出来ました。いつもハラハラどきどきのTGカップ独特の光景がここでも見られました。 今回の開催場所ツインリンク・ホングウではフレンドリーなムードでTGワンメークレースが定期的に開催されています。初めての方も気軽に参加出来るのでオススメです。 実力半分、運半分のOS TGレーサーズカップ、次は関東地区ですヨロシク!