OSヘリミーティング2005イベントレポート
 

桜も盛りを迎え、日増しに暖さが増す4月17日、O.S.エンジンではヘリフライヤーのために、O.S.ヘリミーティング2005を開催しました。会場は様々なイベントが開催され、そのスケールの大きさ、滑走路や設備のクオリティの高さなどで、利用者からも人気の高い三重県伊賀市のKFC飛行場。広大な滑走路に加え、クラブハウスも併設される立派な飛行場です。
競技は、オープンクラス、ミドルクラス、F3Cクラスの3クラスに分けて行い、それぞれ緊張感漂う競技が展開されました。各クラスの参加者は、緊張感を持ちながらも、それぞれのフライトにベストを尽くされたようです。全力を尽くしフライトを終えた皆さんは、安堵感と達成感からか、とても素敵な表情の笑顔が印象的でした。
デモフライトには、元F3C世界チャンピオンである泉水和幸選手が、F3C競技のお手本となる完璧な演技を披露。同じくF3Cの元世界チャンピオンである土橋幸広選手は流行の3Dスタイルで、派手なデモフライトで観客を圧倒しました。
またデモフライトでは、ヘリイベントながら大排気量4ストロークエンジン、FS-120Sを搭載した大迫力のホクセイ・デカエアーを駆って、先の選抜会でF3Aの日本代表に選ばれた鈴木貢司選手が見事なファンフライを披露し、観客の目を釘付けにしました。
さらにまた、田屋の山口和也選手にも素晴しい3Dフライトを披露していただき、ヘリマニアにとっては、これらのデモフライトを見るだけでも、大満足のイベントだったようです。
それにも増して、今回のイベントで特徴的だったのが、参加者の皆さんがエキスパートフライヤーに様々な相談をしたりアドバイスをもらったりできるという、フレンドリーなムードでした。イベント前日には調整会が開催され、競技に参加する選手たちは、デモを行うエキスパートフライヤーに相談に乗ってもらうことができたので、競技の当日にもそこかしこで熱心に話し込むフライヤーの方が多く見受けられました。調整の難しいヘリだけに、今回のイベントは、多くのヘリフライヤーの皆さんの助けになったようです。
O.Sでは今後もこうしたイベントを通じ、皆さんとR/Cホビーを共に楽しんでいきたいと考えています。
当日、ご参加いただいた皆さん、また観戦にご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。また次回、どこかのフィールドでお会いしましょう。

開催日/2005年4月17日(日)
開催場所/三重県伊賀市KFC飛行場
主催/小川精機

 

 
 
 
快く会場をお貸し頂いた、KFC飛行場の会長である大井 高三氏のご挨拶。   弊社O.S.エンジン社長の福地 弘も会場にお邪魔し、来場していただいた皆さんに、エールを送らせていただきました。
 
競技は真剣に、しかしイベントとしては非常に笑顔の多い、誰もが楽しめるイベントになりました。   O.S.エンジンとFutabaのブース。Futabaのブースには最新プロポT14MZが展示され、フラッグシップモデルとして注目を浴びていました。  

JRもブースを開設。ユーザーからのプロポセッティングに関する質問などに、こと細かに回答していただきました。

 
京商ブースでは泉水選手のステイシーと土橋選手のキャリバー90が展示されました。   目慣らし飛行のためにエンジンを始動する泉水選手と、それをサポートする土橋選手。子供のころから一緒に飛ばす二人の息はピッタリ。   田屋の山口選手の周りには多くのヘリフライヤーが集まり、日常悩んでいる問題について色々な相談をされていました。
 

 


流れるような軌跡を大空に描いて、目慣らし飛行を行う泉水選手。素晴らしいフライトに、参加者の皆さんの目は釘付け。
  泉水選手の目慣らし飛行を食い入るように見つめるコンペティションフライヤーの皆さん。元ワールドチャンピオンのフライトは、最高のお手本だったことでしょう。
 
フライヤーの方のお話に、懇切丁寧に答える泉水選手。どんな悩みにも真摯に、ていねいに答えてくれるのは泉水選手の持つ大きな魅力のひとつ。
         

土橋選手は派手なキャリバー90で3Dフライトを披露。見ている方がドキドキするような切れ味の鋭いマニューバが、土橋3Dの真骨頂。

 

Futabaの土橋選手はすでにT14MZを使いこなしているようで、「数々の新機能がさらにフライトをやさしくしてくれる」とコメントしていました。

  3Dフライトで素晴しい技の切れを見せるのは田屋の山口選手。日本ではめずらしい3Dフライトに特化したフライヤーです。
 

 


よく機体がもつものだと感心するほど激しい挙動をみせてくれる3Dフライト機。もちろん搭載されるO.S.エンジンは、どんな体制からでも安定したパワーを供給します。
  飛行機フライヤーとしては、Futabaの鈴木貢司選手が参加。FS-0120Sを搭載する大型ファンフライ機で、ヘリにも負けない目を見張る静止演技を披露しました。
 
O.S.のFS-120Sを搭載したデカエアー。ヘリフライヤーもその自由度の高い演技に驚いたようです。
         

イベントに参加したフライヤーには、ノベルティのイベントTシャツがプレゼントされました。

 

参加者には協賛各社様からご提供頂いた、数多くの賞品が贈られました。

 

各クラスの1〜3位のフライヤーには、美しい楯をご用いさせていただきました。

 

泉水、土橋両選手をはじめ、F3Cのエキスパートが各クラスのジャッジを担当し、正確な採点を行いました。

 

オープンクラスに兵庫県から参加した中西一成さん。キャリバー90に91SX-Hを搭載。少し緊張していた様子でしたが、見事なフライトを披露されました。

   
 

 

オープンクラス
ミドルクラス
F3Cクラス
1位  中西久美子
2位  渡瀬 武己
3位  佐々木孝一
  1位  延原隆彦
2位  中西一成
3位  大島信介
  1位  畑田利夫
2位  吉川文昭
3位  木皿修司