O.S.ENGINE Event Report
Futaba O.S.グランプリ in 岡山

 

開催コースとなった、RCパワーオンさんが管理する英田サーキットは、全長170mのダブルオメガタイプのコース。細粒アスファルトでGP・EP共に走行可。40mのストレートを持ち、コース幅も3.5〜6mとたっぷり取られているため、選手にもマシンにも優しい。


英田サーキットはAC100V完備やクリーンナップエリアなど、R/Cサーキットの基本設備のほかにも、ショップや男女トイレ、さらに軽食なども食べられる施設もあり、家族で行っても楽しめるR/Cサーキットとなっている。

エンジンやタイヤの種類ごとに異なるクラスを設け、GPツーリングカーを楽しむことができる、Futaba/OSグランプリを、岡山県のRCパワーオンさんが管理運営する英田サーキットで、12月17日に開催しました。
当初、このレースイベントは11月の第3日曜日に行う予定でしたが、あいにくの天候により、1ヶ月遅らせての開催となりました。 この日もレース前夜は雨が降り、またも延期か!? と不安がよぎりましたが、そんな関係者の心配もよそに、レース当日は天気に恵まれ、無事開催することができたのです。とはいえ、開催は年末も押し迫る12月17日。いくら今年は暖冬だといっても、12月のアウトドアレースはそれなりに冷え込むものです。そんな中参加してくださった選手を気遣って、開催場所をご提供下さったRCパワーオンさんからは、エントラントの皆さんにカイロが配られるという、文字通り暖かいサポートもあり、無事レースを開催することができました。


RCパワーオンさんのはからいで、キャンディやカイロのプレゼントも!。


誰にでも簡単に扱え、R/Cカーの楽しさを気軽に楽しんで欲しいというコンセプトで、2006年から投入した新コンセプトエンジンMAX-12TG。もちろんレースを楽しめるクラスも用意。



今回開催したクラスは、エンジンやタイヤの種類で分けた3クラス。GTTクラスは200mmのクローズボディを纏ったGPツーリングカーで、スポンジタイヤを装着。さらにエンジンは2ストなら12クラスの後方排気もしくは15クラスの側方排気、4ストであれば30までの排気量のエンジンを搭載することが可能というレギュレーションで、最もラップタイムの見込めるクラス。ドライバーからも人気が高く、最大となる37名の選手がエントリー。一方、上記と同じエンジンとシャシーのレギュレーションながら、中空ゴムタイヤをの使用が義務付けられるのが、GTUクラス。さらに、取り扱いが簡単で「誰にでもR/Cカーが気軽に楽しめる」をコンセプトにしたMAX-12TG、もしくはキット付属のエンジンの搭載が義務付けられたGTVの、3クラスが開催されました。



注目はFutabaレーシングチームのワークスドライバー北澤選手。サポートはOSの上田が務めた。


北澤選手のマシンは、常に注目の的。

実車サーキットと同じネーミングの“英田サーキット”には、この日、多くのレースファンがエントリーし、総勢54名がエンジンカーレースを楽しみましたが、GTTクラスにエントリーをしたFutabaレーシングチームから参加の北澤選手とのバトルがお目当てというドライバーも大勢参加されたようです。 世界選手権でもOSエンジンを使用し、確実にポテンシャルアップを果たす北澤選手。元来電動カーが専門のドライバーでしたが、今ではしっかりとレーシングエンジンカーを使いこなす、マルチプレーヤーに成長を遂げているのですから、英田サーキットの常連ドライバーたちは、彼の参戦を心待ちにしていたというわけです。

 Futaba/OS専用のクリスタルトロフィー。
  カッコいいと好評を頂いています!


表彰式の後には、お楽しみの抽選会も。北澤選手とのジャンケン大会にも力が入る。



ドライバー

予選順位

決勝

 北澤 秀郎

1

59L: 15'14.480"

 水内 学

2

58L: 15'04.510"

 西山 正樹

3

57L: 15'03.180"

 指野 俊夫

5

56L: 15'03.600"

 河田 洋輔

6

52L: 13'55.010"

 安達 渉

9

51L: 15'00.260"

 岡本 雅司

4

50L: 15'01.770"

 川元 勇三

8

50L: 15'12.630"

 佐々木 康範

10

46L: 12'36.080"

 藤井 明仁

7

43L: 15'12.380"

総合順位

ドライバー

予選順位

決勝

1

 北澤 秀郎

1

56L: 15'10.850"

2

 植月 徹也

2

55L: 15'00.590"

3

 梅本 辰彦

3

53L: 15'05.400"

4

 青木 寛

5

50L: 15'15.740"

5

 谷口 聡

8

49L: 15'12.570"

6

 西村 良太

6

48L: 15'02.710"

7

 浅野 正樹

4

16L: 4'31.730"

8

 藤井 丈士

7

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ドライバー

予選順位

決勝

 朝日 雄一郎

6

51L: 15'05.510"

 野尻 行信

2

51L: 15'15.380"

 黒原 寛

3

49L: 15'00.240"

 西山 大樹

5

49L: 15'17.430"

 浜田 聡

9

44L: 15'10.080"

 佐藤 清則

1

43L: 15'18.570"

 松岡 章夫

7

16L: 5'57.080"

 片山 哲也

10

13L: 14'54.440"

 Alex Bagnall

8

5L: 1'19.130"

 青山 圭吾

4

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スタート直前、ドライバーとピットのやり取りが忙しくなる。


関東から遠征した甲斐があったか、北澤選手が、エントリーしたGT I、GT II の両クラスを制覇。


朝は若干湿りがちだったコースも、午前中にはすっかりレースコンディションに仕上がり、各選手の走りもヒートアップ。3クラスともにデッドヒートが繰り広げられましたが、最終的には注目の北澤選手がエントリーしたGTT/GTUの両クラスを制し、ワークスドライバーとしての意地を見せ、見事両クラス優勝という、結果となりました。 地元選手とも様々なコミュニケーションをとらせていただいたFutaba/OSのスタッフにとっても、実に楽しいイベントとなった1日でした。
レース後には、参加選手お楽しみの抽選会や、開催コースであるRCパワーオンさんからのキャンディプレゼントなどもあり、クリスマスシーズンに最高に楽しいイベントを共に体験することができました。 OSでは今後も様々なレースを通し、エンジンカーファンの皆様と共に楽しい時間を共有したいと考えています。
2007年度からも、全国のサーキットで皆さんとお会いできればと思います。


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