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8月6日(土曜日)は参加チームを対象にした練習走行と、決勝グリッドを決める予選が行われました。O.S.フィールドで毎年行われるこの耐久レースは、操縦台を増設し、20台フルグリッド参戦とするため、予選日はこの決勝に勝ち進むための熱いバトルが展開されることもありますが、今年はエントリーが19台ということで、予選はあくまでも、決勝レースのスターティンググリッドを決めるためのものとなったのです。8時間もの長丁場ですから、予選のスタート位置の持つ影響は……、と考えてしまうところですが、そこはレースですから、決勝は決勝、予選は予選で、各チームベストを尽くし、1つでも前のスターティンググリッドを取るために、チーム一丸となって土曜日の朝からセッティングを進めます。ところが、全国で観測された今年の異常気象の影響のせいか、午後に入ると天候が急変し、涼しい風が吹いた直後に、信じられないほどの雨と雷で、一時的にコースクローズ。約1時間降り続いた雨で、練習走行はその時点でストップ。雨がやみ、コースから水溜りが消えるのを待って、再びコースオープンとなりましたが、ここからは、すぐに決勝グリッドを決める予選となりました。スーパーラップ方式の予選では、各チームがエースドライバーを起用し、タイムを刻んできます。予選は各チーム2回のアタックができる、スーパーラップ方式のタイムアタックで、1アタックあたり4周する中の3周めを計測ラップとし、各チームとドライバーはベストタイムを出すことに集中します。そして異なるドライバー2名の合計タイムを算出し、この合計タイムの早い順に前方グリッドを手に入れることができるのです。 |