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2018年9月末に東京ビッグサイトで開催された「全日本模型ホビーショー」。O.S.(小川精機)のブースにて展示し、来場者の皆さまから大きな注目を集めたのが、今回紹介させていただく「MAX-25LAII」です。このエンジンは、確かな始動性と調整のしやすさ、そして扱いやすいマイルドなパワーが持ち味だった、あの名エンジン「MAX-25LA」の復刻版です。
この「II」では、新たにキャブレターに新設計の「22F」を採用。ニードルも、リモートニードルからダイレクトニードルに変更した上で、ニードルが斜め後方なるように向きを変え、より安全にニードル調整ができるようになっています。また、カバープレートとキャブレター以外は前作から部品を共通化したことで、確かな信頼性のあるエンジンに仕上がりました。
ここでは、この「MAX-25LAII」を、実際に機体に搭載して、その可能性をご紹介していきたいと思います。
フライトインプレッション!
それでは、エンジンの調整も完了しましたのでMAX-25LAII」を搭載した「イーグレット25SR」のフライトをおこないたいと思います。飛行を担当するのは、2018年のF3A日本選手権でも4位入賞を果たした、O.S.所属のワークスフライヤー羽根田 仁です。テストフライトを担当するフライヤーは、O.S.所属の羽根田仁です。2018年のF3A日本選手権でも4位入賞を果たす、日本のトップフライヤーの1人です。
短い滑走距離であっという間に離陸した「MAX-25LAII」搭載の「イーグレット25SR」。25クラスとは思えないパワーでグングンと機体が上昇していきます
上空でやや機体のトリムを調整したら準備完了。テストフライトを開始します。スロットルを開いていくと、25クラスとは思えない心地よいエンジンサウンドが飛行場内に響き渡ります。エンジンの調子も良さそうで、しっかりとプロペラを回しきっています。スポーツフライトも楽々とこなしてしまう「MAX-25LAII」搭載の「イーグレット25SR」。小型エンジンらしからぬエンジンサウンドも、魅力のひとつといえるでしょう。
最後に
「MAX-25LAII」は、初心者からベテランまで幅広いユーザーに使っていただきたい、という思いから、今回復刻という形で再登場することとなりました。良い部分はそのまま受け継ぎ、改良すべき点は改良し、現代のフライトシーンに合った形での再登場となります。多くの魅力的な機体がいまなお存在する25クラスにおいて、エンジンを選ぶならば、ぜひ一度、この「MAX-25LAII」の魅力と可能性を体感いただければと思います。