記録的な猛暑となった2013年夏、今年で12回目の開催となったGPツーリングカーの真夏の祭典『O.S.8時間耐久レースinO.S.フィールド』が8月3・4の2日間、奈良県O.S.フィールドにて開催されました

OSフィールド真夏の風物詩となった8時間耐久レースが8月3~4日にかけて本年度も開催された。本年度のエントリーは14チーム。今年からレギュレーションが大幅に変わり、Tカー使用禁止、タイヤは5セット(20本)のみ使用可となり、チームは8時間の長丁場をいかに走りきるかという戦略も必要となる。3日の予選は当日のみ参加の2チームを除き12チームで争われることになった。30分の予選を2回行い。ポールポジションはODADENNKIが獲得した。翌2日目決勝予選不参加だった2チームも加わり14チームで朝8時30分一斉にスタート!8時間後の栄光のゴール目指して戦いの火ぶたは切って落とされた。本年度から採用された新レギュレーションでどういうレース戦略を各チームが取ってくるか注目であったが、序盤はスプリントレースを思わせる昨年を上回るハイペースな戦いが繰り広げられた。気温が低いうちに周回を少しでも積み上げる作戦らしい。
1時間を経過したところでトップは本年度初参加のチームJがトップに立ちレースを引っ張る。2番手以降にはは昨年の覇者の片岡防水チーム、常連組のisfineと続く。予選5番手スタートであったKSGは81周目起きたステアリングサーボまで破損するの大クラッシュにて未だ修理中である。昨年まではTカーでのレース復帰が認められたが本年度からはクラッシュしたマシンを修理してのレース復帰しなければならない。レースでの駆け引きが必要になりドライバーが一時たりとも気が抜けない精神的なプレッシャーにも打ち勝たなければならない。


2時間が経過するころには2010から3連覇している片岡防水チームがTOPに立つ。片岡防水チームはトラブルもなく安定した走りで終始TOPを走行し続ける。2位には2013年度全日本選手権1/10GPTスポーツクラスのチャンピオン澤田選手をエースドライバーに据えるアンビシャスファクトリーが続く。5時間を経過した頃には気温は35度にまで上昇。路面温度はおそらく60度以上になっているはずだ。上昇する気温と人間の体力の限界の戦いも必要だ。各チームは操縦台にドライバー用の小型扇風機を取り付け暑さ対策を取る。この時間帯ころから各マシンにトラブルが続出する、3番手をキープしていた東田鉄工がリヤバルクのベアリングが摩耗で溶けスパーギヤをなめるトラブルにて順位を大幅落とす。TOPを独走していた片岡防水もメインシャフトのベアリングが焼付、ピットストップを余儀なくされる。タイムはロスするが序盤の貯金があり順位はトップのままピットアウト。

7時間を過ぎあとレースは残り1時間!レース開始すぐにトラブルに見舞われ、最下位が指定先であったKGSがOJThnderをとらえ13位に浮上。ついに大時計はスタート後8時間の16時30分。終始安定した片岡防水がそのままゴールイン!2位にはisfaine 3位にはJが続いた。片岡防水は1310周を重ね、2位のisfainとは66周の周回差をつけた。


勝因は終始大きなトラブルに見舞われず安定した走行を重ねる事に加え、マシンのチョイスも要因の一つである。空力に優れないトラックボディをチョイスし。荷台部分のスペースに受信機用バッテリーを搭載できるように改造し1時間に一度おこなうであろうボディーを外さずバッテリー交換を素早く出来るようにした作戦が見事、功を奏した。
 




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