時代を築いたO.S.エンジン

~ 時代を築いたO.S.エンジン ~

1936

OS1型(タイプ1)
小川精機創業者 小川重夫氏がアメリカ人バイヤーホートン氏との出会いがきっかけで、エンジン作りに着手、初めて手もとで見た米国製エンジンを見本に苦心の末、昭和11年完成された、O.S.エンジン第一号として記念すべきエンジンです。
行程体積:1.665cc
ボア:12.75mm
ストローク:13.0mm

1938

OS3型(タイプ3)
小川重夫自らの考えに基づき設計されたエンジンで、模型の動力として実際に使用できる実用エンジンへと完成された、名実ともにO.S.エンジンの元祖ともいえるエンジンです。
行程体積:7.45cc
ボア:20.8mm
ストローク:21.8mm

1955

MAX-1 15
1956年(昭和31年)イギリス・フランクフィールドに於いて開催された、フリーフライトの世界選手権でイギリス人チームの一人ロン・トレーバー氏が使用し優勝し、名実ともに世界のO.S.として認められました
行程体積:2.49cc
ボア:15.2mm
ストローク:13.7mm

1970

ROTARY ENGINE I-49
この時期実車の世界でも話題になったロータリーエンジンを模型用として完成。当初不可能と思われていた超小型ロータリーエンジンをO.S.の優れた技術力が可能にしました。
行程体積:4.97cc NSU-WANKEL. 1ROTER
ボア:-----
ストローク:-----

1973

MAX-40SR
現在のO.S. 2ストロークエンジンの基本となるシュニューレ掃気方法を初めて採用したエンジンです。O.S.の技術力が複雑な掃気ポートの加工を実現しました。
行程体積:6.49cc
ボア:21.2mm
ストローク:18.4mm

1976

FS-60
世界で初めて模型用4サイクルエンジンを量 産化。これがきっかけで世界に4サイクルエンジンの普及が始まりました。
行程体積:9.95cc
ボア:24.0mm
ストローク:22.0mm

1979

FT-120(ジェミニ)
FS-60 4サイクルエンジンの生産を軌道にのせた後、2気筒水平対向4サイクルエンジンの開発に取りかかりました。トルク変動と振動の少ないスムースな回転と独自の排気音は魅力があり、発売と同時に人気を呼びました。
行程体積:9.95cc×2
ボア:24.0mm
ストローク:22.0mm

1986

FR5-300(シリウス)
形づくられたその造形美、そして集約された技術力。時は経ち、それから25年の歳月が流れても、その魅力は,色褪せることなく、逆に時間が経つほどに、深みを増していく。
行程体積:9.95cc×5 出力:-----
ボア:24.0mm 実用回転数:1,800~8,500r.p.m.
ストローク:22.0mm 重量:2,670g

1990

FS-120S-SP
模型エンジン初のルーツブロアスーパーチャージャーを搭載した4サイクルエンジンです。1995年FIA F3A 世界選手権で日本の成家義一氏が使用し4サイクルエンジンとして最初に優勝の栄冠を勝ち得ました。
行程体積:19.96cc
ボア:30.4mm
ストローク:27.5mm

1993

MAX-12CV
スクエアなカラーヘッドが楽しさを表現、新しい発想から誕生したニューコンセプトエンジン。1/10サイズのツーリングカーにベストマッチ。多くのユーザーが換装していることでその人気を窺い知れる。
行程体積:2.11cc 出力:0.56ps/29,000r.p.m.
ボア:14.0mm 実用回転数:3,000~30,000r.p.m.
ストローク:13.7mm 重量:231g

1998

MAX-12LD
初のカー専用設計。LDとはLow Downを意味し、エンジンを90度寝かせ重心を低くすることでその走行パフォーマンスをフルに引き出した、未来のRCユニットを予感させるエンジンです。
行程体積:2.11cc 出力:0.56ps/29,000r.p.m.
ボア:14.0mm 実用回転数:3,000~30,000r.p.m.
ストローク:13.7mm 重量:273.2g

2000

FS-26S-C
実車らしいスケール感やトルキーな走行テイストとのコンセプトで誕生、1/10サイズツーリングカー用として飛行機用FS26をベースにリファイン。発売以来、多くのユーザーに支持される人気モデル。
行程体積:4.41cc 出力:0.5ps/17,000r.p.m.
ボア:18.5mm 実用回転数:2,000~22,000r.p.m.
ストローク:16.4mm 重量:242.5g



MAX-140RX-FI
模型業界全体にに大きなセンセーションを巻き起こしたのがこのEFI=電子制御燃料噴射システム。1999F3A世界選手権鈴木貢司選手ファイナル進出。2000年F3Aアジアオセアニア選手権優勝という偉業を達成。
行程体積:23.0cc 出力:3.5ps/9,000r.p.m.
ボア:32.0mm 実用回転数:1,800~10,000r.p.m.
ストローク:28.6mm 重量:807g

2001

MAX-160FX-FI
MAX-140RX-FIの長所を活かしつつ、さらに一般ユーザーに使いやすくとの狙いで開発。大型機に注目が集まる昨今、その機体をより扱いやすくするためのハイパワー&ハイレスポンスを見事に実現。
行程体積:26.23cc 出力:3.7ps/8,500r.p.m.
ボア:33.6mm 実用回転数:1,800~9,000r.p.m.
ストローク:29.6mm 重量:945g(エンジン本体のみ)

2003
MAX-91SX-H RING C-Spec PS MAX-91SX-H RING C-Spec PS
エンジンの内圧変化を利用してポンピングする、ダイヤフラム方式のポンプシステムを採用。
行程体積:14.95cc 出力:3.1ps/15,000r.p.m.
ボア:27.7mm 実用回転数:2,000~16,000r.p.m.
ストローク:24.8mm 重量:581g

2006
O.S.SPEED 12TZ O.S.SPEED 12TZ
O.S.SPEEDブランドとして一切の妥協をすることなく磨き上げた初のO.S.ファクトリーチューンドエンジン。
行程体積:2.1cc 出力:1.65ps/34,400r.p.m.
ボア:13.8mm 実用回転数:5,000~43,000r.p.m.
ストローク:14.0mm 重量:224.5g


ROTARY ENGINE 49-PI TYPE II ROTARY ENGINE 49-PI TYPE II
1970年に発売したROTARY ENGINE I-49をさらにリファインし、より一層扱いやすく開発された、OSが世界に誇る技術の結晶。
行程体積:4.97cc 出力:1.1ps/17,000r.p.m.
ボア:----- 実用回転数:2,500~18,000r.p.m.
ストローク:----- 重量:421g


IL-300(Dia-star) IL-300(Dia-star)
小川精機創設者の小川重夫氏の遺志を継いで、創立70周年を記念して誕生した、4ストローク直列4気筒エンジン。
行程体積:12.5cc×4 出力:-----
ボア:25.8mm 実用回転数:1,800~8000r.p.m.
ストローク:24.0mm 重量:2,350g

2007
MAX-55AX-BE MAX-55AX-BE
世界に先駆け、地球環境のために開発された、模型エンジン界初のバイオエタノールエンジン。専用燃料のバイオエタノールグロー燃料BE-1も同時発売。
行程体積:8.93cc 出力:0.95ps/10,000r.p.m.
ボア:23.0mm 実用回転数:2,000~12,000r.p.m.
ストローク:21.5mm 重量:407g


FSα-56 FSα-56
4ストロークFSシリーズに、さらなる熟成を重ねて誕生したFSαシリーズの第一弾モデル。様々な機体にフィットし、さらに心地よいサウンドも実現した新方式のサイレンサーも特徴。
行程体積:9.32cc 出力:1.0ps/10,000r.p.m.
ボア:24mm 実用回転数:2,400~13,000r.p.m.
ストローク:20.6mm 重量:419g

2009

GT55 GT55
2ストローク55ccガソリンエンジン。
行程体積:54.93cc 出力:5.5ps/7,000r.p.m
ボア:41.2mm 実用回転数:1,500~8,000r.p.m
ストローク:41.2mm 重量:1580g

2010

FR7-420(SIRIUS 7) FR7-420(SIRIUS 7)
4ストローク星型7気筒グローエンジン。マルチシリンダーならではの確かななパワーはもちろん、本物だけがもつ至高のテイストと世界のトップブンドとしての信頼性を兼ね備えたモデル。
行程体積:9.95cc×7 出力:-----
ボア:24.0mm 実用回転数:1,500~7,000r.p.m.
ストローク:22.0mm 重量:3,167g

2011

FS-95V FS-95V
2010年に登場した7気筒Sirius7で採用した挟み角を持ったバルブレイアウトを 継承。往年のジェットストリームサイレンサーをリメークした新形状のサイレン サーを採用。
行程体積:15.59cc 出力:1.7ps/10,000r.p.m.
ボア:29.0mm 実用回転数:2100~11,000r.p.m.
ストローク:23.6mm 重量:592g