エキスパートからサンデーフライヤーまで、グローエンジンと深く対話するマニアほどプラグの重要性を知っています。始動性はもちろんいかに効率よく最大出力を絞り出し、同時に安定したアイドリングを確保するか、そんなエンジンに求める基本的要素を追求すればするほど、プラグこそがその鍵を握る大きなポイントであることを知らされるからです。

O.S.エンジンではこの度、これまでに発売してきた数々のグロープラグに加えて、さらなる性能を熱望するフライヤーに応えるべく、新製品の開発に成功しました。O.S. No.7。ジャンルを問わず、全てのグローエンジンを愛好するユーザーに向けた新しいグロープラグです。

エンジンの持つ性能や特性を、理想の点火タイミングによって引き出すためのプラグ選びは、コールド、ミディアム、ホットと大きく分類されたフィラメントの熱価が目安となっています。高回転時にはコールド、中速ではミディアム、そしてアイドリングではホットと、それぞれの理想の熱価をどのレベルで融合させるか、それこそがプラグを開発する上で最も重要かつ難しい部分でもあります。今回O.S.がNo7に宿した熱価はミディアムホット。オールラウンドでその性能を実証しているミディアムの定番、O.S.No.8と、高いアイドリング性を実現させたNo.6(旧称A3)のそれぞれのメリットを活かした理想の熱価です。これにより、例えばヘリのようにやや濃い目にセットされたアイドリングでもストールすることなく、いざスロットルを空ければ気持ちのよいレスポンスと確かなピークパワーを体感していただけます。これからは飛行場のエプロンやサーキットのパドックで、「O.S.7でいこう!」という言葉を多く聞くことになるでしょう。

新製品No.7発売を機にスタンダードグロープラグの名称も変更。ラインナップが分かり易く整理されます。新名称と熱価は下記を参照、名称は順次変更予定です。

HOT No.6 (旧称A3)

MEDIUM HOT No.7(新規追加)

MEDIUM No.8(変更なし)

COLD     No.10(旧称A5)

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