2007年度のF3C世界選手権で見事世界一となったMAX-91SZ-HRING。安定した静演技からダイナミックな上空飛行までを、パーフェクトに演じワールドチャンピオンとなった同モデルをベースに、さらにF3Cヘリでの使用を前提に、皆さんの声に応える形で大きな進化を遂げたのが、このMAX-91HZです。大きな狙いとして、まずはクーリングカバーにすっきりと収まるスリムなヘッド。機体のダクトをカットせずに、ヘッドとキャブレターにフレッシュエアを供給することができる形状としました。さらに究極まで煮詰めた掃排気バイパス、ヘリのファンダクトとシリンダーヘッド、クランクケースヒートシンクの採用などクーリングをもう一度見直すことにより絶対パワーを獲得。そして各部の贅肉をそぎ落とし軽量化を実現しながら、ピストンの振動も抑え、エンジンからのノイズを徹底的に低減。こうした細かいチューニングを高次元でバランスさせたMAX-91HZは、“扱いやすさ”という特性を得ながら、F3Cで世界のトップを狙えるパフォーマンスを得ることに成功しました。
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クーリングカバーに無加工で装着できるヘッドを採用。フレッシュエアを逃さず冷却に利用でき、キャブレターにも外気を直接送り込むことが可能。ダイキャスト製で、気になる高周波ノイズを打ち消すことに成功しています。

新キャブレター61Bは、ボディの熱をキャブレターから遮断するインシュレーターを標準装備。燃料経路も見直され、エンジンの排気量に見合ったハイパワーに対応。インフライトニードルも標準で装備する。メインニードルは安定性、信頼性も高いダブルOリングを採用しました。 |